Learn from Experience & Letter
経験者から学ぶ&交換留学派遣生からの便り

竹内 恵実

マレーシア

マレーシアは楽しい!!!

竹内 恵実さん

繊維学部 機能高 分子学課程
留学期間:2016年 9月 ~ 2017年 6月
留学先:マラヤ大学

留学先大学について

 マラヤ大学はとても広かった。色々な国の人がいて見た目や宗教、母国語が違う学生がいるのが当たり前なので、日本のように好奇の目で見られることがあまりなかった。授業でもみんな親切に教えてくれたり話しかけてくれるので、留学生だけでなく現地の学生とも友達になりやすかった。

学習面について

 もともと留学先を決めるときに選べる授業の種類が一番豊富だったのでこの大学にした。(留学先で理系の授業を受講できる学校は珍しい)確かに、自分の興味がある授業が学部関係なく取れ、そのおかげで幅広い交友関係を築けたのもよかった。ただ、理系の授業は全てが留学生に許されているわけではないので、教授に直接交渉に行くなど大変だった。 履修届を出すのも一苦労で、学部からサインを貰っていろいろな学部を回るのは一苦労だった。私は、自分の学部では学べないような授業をとることができたのがとても良かったと思う。留学していなかったら学ぶことがなかったのに、留学したおかげで新しい知識や考え方を学べてよかったと思う。

生活について

 日本では授業数も宿題も多く学校のことでバタバタして時間が過ぎてしまったが、マレーシアでは比較的ゆったりと学校生活を楽しむことができた。 旅行も日本では考えられないような自由気ままな旅をして、国籍の違う人との旅行の大変さと、それ以上の楽しさを知った。 食事は日本人の口に合っているものばかりで、半年間は飽きずに食べることができた。物価も安く生活はしやすく、治安もよくお出かけもしやすかった。マレーシア人の生活スタイルは時間にルーズでゆっくりとしている。日本人は比較的時間に厳しいのでイライラすることもあったが、ある程度するとマレーシアンタイムにも慣れてきた。手続きなどもゆっくりだが型にとらわれておらず交渉次第でいろいろ変えていくことができ柔軟なところもあったと感じた。

留学で得たこと

 人と友達になるのは英語力よりコミュニケーション能力だと感じた。 また国籍による偏見はいけないと感じた。国籍により似た考えを持っている人が多いのも確かだけど、みんなそれぞれであって、自分に合う人、あまり合わない人はどこの国にもいるから、この国の人は…という偏見をはじめから持っているのはもったいないと感じるようになった。とりあえず話してみようと思えるようになった。今までは発音に自信がなくてミスするのも恥ずかしがっていたが、いろんな国の人と話して、発音の訛りはそれぞれの国でみんなあって誰も気にせずに話していて、自分もいつのまにかまったく気にしなくなっていた。発音より声の大きさの方が重要だった。なので、留学から帰ってきて自分の声が大きくなってしまった。

後輩へのアドバイス、信州大学へのメッセージ等

 留学はおすすめ。もちろん自分はこれがしたいから留学するという志の人は行った方がいいけど、そうでない人も、このまま卒業したくないちょっと変わりたいって感じる人も留学にいくのはいいと思う。社会人になってからの留学は時間的にもお金的にも大変だけど、学生の間は、時間に余裕があるし(休学など)、費用も奨学金などの制度が充実している。こういうチャンスや先生方の助けを借りるのはとてもいいと思う。一番良かったのはたくさんの友達に出会えたこと。将来についてもしっかり決められるようになった。留学は本当に楽しかった!